通わないミュオタの限界記憶備忘録

ミュオタ歴は長いながらも公演に何度も通わないほぼお茶の間ファンであるするめが、それでもそのたった1回の観劇体験を忘れないためにつける備忘録

【生き恥曝し⑥】モーツァルト! 2015/1/6/Sat. ソワレ

 ブログ移行に伴い、当時17歳の小娘が書いた記事を持ってきました。恥。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
3階1列上手側       ☆ネタバレあり☆

☆自分の頭を整理するために、当たり前のことを書きまくってます。支離滅裂☆

☆最後らへんにキャスト感想☆


/約2ヶ月前やないか\


\すんません…/
      (´・ω・`)



*STORY*
幼き頃より“神童”と謳われたヴォルフガング・モーツァルト井上芳雄/山崎育三郎 Wキャスト)は、音楽家として過大な期待を寄せる父親のレオポルト市村正親)や姉ナンネール(花總まり)、ヴォルフガングの才能の独占を図るザルツブルクの領主であるコロレド大司教山口祐一郎)らに囲まれ、本当の自分と周囲のイメージとの差に戸惑う日々を送っていた。
そんな折、ヴァルトシュテッテン男爵夫人(香寿たつき春野寿美礼 Wキャスト)の援助を得たヴォルフガングは、愛する家族を残し、全ての束縛を絶つために、故郷ザルツブルクを飛び出し、音楽の都・ウィーンで成功を収める。
ありのままの自分を受け入れてくれるコンスタンツェ(平野綾ソニン Wキャスト)との愛を育み、全てを手にしたかに見えたが、ヴォルフガングの人並み外れた行動は、愛する人たちから理解されず、逆に心が遠ざかる結果となる。
全ては“音楽の才能=アマデ”に支配される運命にあることに、ヴォルフガングは気付き始めるのだった・・・。





ホントに問いかけてくる作品。問題提起で終わる作品って、こんなに見るのしんどいんだ…私的には、サイゴンよりしんどいです( ̄▽ ̄;)どう感想に書けばいいか分かりません。
ヴォルフと関わり、変化をもたらし、もたらされた人たち一人一人の濃い人生が見えて、悲しくなりました。色々ぐるぐる考えるけど分からない。
何が幸せなのか?
ヴォルフガングの血がなくなったのは、周りの人たちが彼(の才能)を誇りに思い、見せびらかしたい気持ちがあったから?人々のそういう感情(表に出ない傲慢と言うのか)が彼の血を搾取してしまったってこと?

やっぱり、一番純粋にヴォルフを愛していたのは、コンスタンツェかな。彼が大好きで、彼のインスピレーションになりたくて、なれなくて、ムシャクシャするし、独りぼっちは寂しくて、ダンスに出掛ける…
私はコンスタンツェには絶対なれない…ヴォルフみたいな旦那さんご免なさいだわ…←聞いてねえ

パパについて。恐ろしい歌詞だと小耳に挟んでいた「心を~」の歌詞があまり聞き取れなくて(1幕は全体的に歌詞やセリフが聞き取れなかった。席のせいかマイクのせいか分からないけど、2幕は直ってました。)、以外と父親らしい所あるくない?と思いました。前評判で色々恐ろしい想像し過ぎたのかな(笑)
パパも息子を見せびらかしたい気持ちはあっただろうけど、家族のために収入を安定させないとだし、浪費家で、誉めるとすぐ付け上がる息子が堕ちていくのを見たくなくて…それが息子を支配下に置くことになり、さらに息子の反発を生むっていうのが見ててしんどかったなぁ(-_-;)お互いへの負の気持ちがじりじり大きくなっていくのが分かった。凄かった。

作中で一二を争う辛い思いをする人物は、ナンネールだと思います。
幼い頃から一緒に遊んでた大切な弟だけど、弟の才能はずば抜けていて、自分は敵わない。弟の勝手なウィーン行きで自分の結婚資金はなくなる…でも大切な弟だから彼の成功は素直に嬉しいし、旦那がヴォルフに金を工面してもらおうとするなら嫌がる。
「弟は自分にとって邪魔な存在であり、大切な存在でもある」って思ってる(であろう)彼女の気持ちは、私も弟を持つ姉として凄く共感。
観劇後、由美子ナンネの「終わりのない音楽」をよく聞いているのですが、
「もし私が男なら音楽を続けた」の所でぐわあっとなります。

ヴァルトシュテッテン男爵夫人は温かく優しいけれど、彼女もどこかウィーンの人々にヴォルフの才能を見せびらかしたくて「どこに行くの?(逃げるの?だっけ…忘れた)」の会話があったんだろうな…あそこの男爵夫人は怖かった…

ヴォルフガングが最後にアマデに自分を殺させたのは、早く「才能」から解放されたかったから?
自身の「才能」に大いなる自信を持ち、たくさんの人に見せびらかしたいし、自分を支配しようとする父から離れて自由に楽しく生きたいし(このフレーズでロビン@レディ・ベスが思い浮かんだ。イクティー!)、
だけどやっぱり、生活に困窮するようになって、だれかしらに支配下に置かれるし、手元に置きたがられるし…
結局、自由に生きる道を奪っているのも「才能」だった…てこと?だから、「お前なんて居なければ良かった」「俺を殺してお前も死ぬ」のか?
才能とは悩ましいものですな…凡人には理解できまへんが(*_*)
「才能」=“影”?才能にとらわれて自由に身動き出来ないのか?
「才能」から解放されて自由になりたかった…のかな?


☆☆☆


ヴォルフガング☆井上芳雄さん



ただヴォルフガングとしてそこに存在していました。過去公演のレビューでよくあった「苦悩するヴォルフ」(アッキーの存在が大きかったのかもしれない)というより、何も背負ってない、ただただ「ヴォルフガング」でした。ラストにふさわしい、井上芳雄の完璧なヴォルフガングだったと思います。なんかもう、全部がヴォルフだったから、あんまり書くこと無いです…。彼のラストに立ち会えたことに感謝!

カテコにて
芳「オケの皆さんに盛大な拍手を!…僕にさらに大きな拍手を!!(芳雄節炸裂)」

芳「アマデから挨拶があります!」
日浦アマデ「おおきに~!(ぎゃんかわ)」
~おんぶで退場~
芳「(幕に入る直前)ほなまた!(ぎゃんかわ)」
生まれ変わって芳雄さんのお嫁さんになりたかったら、今からどういう生き方をすれば良いだろう(真顔)


オポルト市村正親さん


厳格な父親がぴったり。カテコはポーズ取ったりしてお茶目で可愛いイチゴケーキ

歌は特にファルセットが素敵で、聞き惚れましたキラキラ


ナンネール☆花總まりさん



まるでお人形!衣装もすべてよくお似合いで(^○^)
見れば見るほど由美子ナンネが見たくなった(未見なのに)…ごめんなさい。CDで我慢我慢。
私的に地声でいってほしい所も裏声で、あれ!?ってなっちゃった。CDの聞きすぎか…。お花様のナンネールとして見られなかった自分が残念。
でもやっぱり「お花様マジお花様…!(平伏す)」のは、喪服でパパの死を告げに来る場面。あまりの美しさにハッとし、セリフを聞いた瞬間「エリザベェェェト!!!」ってなりましたヘ(・o・Ξ・o・)ヘ
少女時代との違いがホントに凄い…お花様の老け演技(語弊)大好きです。
お花様はやっぱり、ナンネールよりエリザベートがハマるよなぁ(日本初演だから当たり前ですが)。


コンスタンツェ☆ソニン



痺れました。かっこよすぎ。誰よりもイケメンなパフォーマンスでしたソニンたん…。あと顔が可愛い。そしてスタイル!めっちゃ細い訳じゃないけど、女性らしい肉感的なムチムチで、めっちゃ憧れる…。あれがマシュマロボディか…!
コンスタンツェの衣装って可愛いなぁぺこウェーバー家の宿、プラター公園(頭のリボンが超可愛い)がめっちゃ好きだったあひるそれ以降は、本当に衣装が暗い色になって行く…。

「愛して~」では声量を絞ってしっとり、二人で歌うサビはしっかり聞かせてくれました。あんなにしっとりしたこの曲は初めて。素敵っ!!!
「ダンスは~」は、本当にその時間、彼女だけのものでした。圧倒的劇場支配力。低音の囁きからの、感情の爆発と共に声量もはち切れんばかりに。2番サビの「ダンスは~♪」でくるくる~って前に出てくるのがかっこよかった~!最後の羽ペンにチューも、やっぱりインスピレーションになりたい気持ちがロマンチックに表現されてて素敵だった。好きだったんだよね。切ないなぁ…。
惚れたわ。思い出してもため息が出るほど(*'∀`*)v

演技については、初の観劇だからよく分からないのですが、皆が凄いと褒めるソニンタンツェを初めに見たのは吉か凶か…。
とにかく可愛い(ソニン談)あーやコンスも見てみたくなる。
「乾杯ヴォルフガング♪今夜も1人♪」と寂しげな歌声が頭をリフレイン…
また素敵な女優さんに出会えて幸せIソニンキム見てみたかったなぁ~


ヴァルトシュテッテン男爵夫人☆香寿たつきさん



香寿様の星金がやっぱり一番素敵上げ上げ大好きな玲奈ちゃんでも、香寿様には敵わないと思ってます。(関係ないけど、和音様のも大好きです!いつかやってほしいなぁWハート)
歌が本当にうまい…。なぜ高音を張り上げずに、優しく深みのある声で歌い上げられるのでしょう…。声質的な意味で、包まれてるような歌声。ドレスもお似合いで、セリフ回しも上品で本当に素敵だった!ザ・男爵夫人!大好きI


コロレド大司教山口祐一郎さん



ベスにて祐さまのセリフを聞き取ることを諦めていましたが、今回は大丈夫でした(^ー^)
ベスの少ない歌唱シーンでは分からなかった、祐さんの凄さを身に染みて実感。七色の声色、楽器みたいに響く声、叫び声は圧巻(叫びが上手な人大好きですキャハハ ex.笹本玲奈氏、原田優一氏、泉見洋平氏)!!歌唱テクが抜群で七色の声を自在に操り、難しい曲も音を外さない、伸ばしてもぶれない、ファルセット安定しててキレイ…うたうまーーーい!!!マント捌きもかっこよかった♪
馬車のシーンで揺れる祐さま、トイレ行きたい所の乙女薔薇な挙動が可愛かったです。めっちゃ笑ってもうた(笑)あとやっぱりイケメンっす!


アマデ☆日浦美菜子ちゃん

めっちゃべっぴんさんおんぷ声も可愛い♪でもやっぱり怖い…凄みというより、冷酷な目をしていたぜ…。


アンサンブルさん
いけやん(池谷祐子さん)超可愛い~Iサイゴンのときは美しいバディに釘付けじゅる・・(笑)で気が付かなかったんですが、めっちゃ顔小さい!多分ハンドボール位しかないと思う…。ドレス可愛かったな…好
寺元健一郎君もやっぱり可愛い!ベスのときもつい目で追っちゃう人だったけど、今回もソロもあって素敵な声でした。
有さん(杉山有大さん)、サイゴンの時よりイケメン度増し。めっちゃかっこよかった!有さんやっぱり歌上手いよな~クリス見てみたい。しかしヨーロッパ顔ではない。アメリカもしかり。
秋園美緒さん美人~!芳雄さんも褒めていらしたけど、ソプラノ美しい~きらきら!!さすが元宝塚、華のあるお方でした。
阿知波さんも武岡さんも吉野さまも(アンサンブルじゃないか)、芸達者で素敵~キラキラ吉野さまの存在の仕方が好きです。ターン華麗だった!あと樺島麻美さんべっぴんさんキラキラ
モーツァルトモーツァルト!」のアンサンブルさんたち絶品過ぎて、めっちゃ鳥肌立った…!この曲が一番好きかも。歌声の迫力、動き、、、全部好き!

M!はどの曲も大好きです。リーヴァイ最高!


とりあえず、芳雄さんのラストヴォルフ、お疲れ様でした!感動をありがとうございます!大好きLOVE

モーツァルト!舞台映像

☆☆☆


Recently…

題名のない音楽会、幹二さんも聖子ちゃんも素敵でした♪レミゼメドレー最高だった…二人ともレミゼ出て~(ToT)

tdv再演おめでとうございますキャッフゥー!駒田さんクコールはどうなるの!?とかもありますが、とりあえず浦井アルフ見てみたいな~。知念サラ見たいけど、もう無さそう(*_*)笹本玲奈様にサラをやってほしいと思ってるのは私だけですか…?だってスタイル抜群だし!歌えるし踊れるし!色っぽさだってあるんだもんんん!!

・いつになったら聖子様は帝劇カムバックするんかねぇ…。冬クリエもいいけどさぁ…。

☆写真、ストーリーは東宝さんより拝借☆